「タンジュウ」って初めて聞きましたw |空き地・空き家問題が凝縮?

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2020年10月16日

「タンジュウ」って初めて聞きましたw |空き地・空き家問題が凝縮?

山口市の不動産屋「ひらど事務所」へお越しいただきありがとうございます。

地域に根差さずかつ地元密着(笑)の弊所は、市外や県外で営業活動を行うことが多々あります。
すると、所々で「地元の人しか分からんやろ~」と思う言葉も耳にします。
例えば、
☆下関市:ヒガシエキ→東駅
どこを見ても「駅」が無い。下関市羽山町・向洋町・後田町地区一帯の名称です。
路面電車が走っていたときの名残で当時「東下関駅」があったことに由来するそうです。
☆周南市:トンダエキ→富田駅
1980年に「周防富田駅」から改称された、現在の「新南陽駅」のことです。
新入社員の頃、登記簿で「都濃郡南陽町富田村」の文字を何度も目にしていたことが懐かしいですね。

これらは『駅』に由来しますが、今日、その土地の産業に由来する言葉を耳にしました。
「タンジュウ」…  胆汁?短銃? 聞き間違い?…
かつて炭鉱で栄えた町でのことです。「炭住」(=炭鉱住宅)のことだそうです。
(その町の人に話したところ、ほとんどの方がご存知でした・・・) 
炭鉱会社や親方が住宅を建て、そこに労働者が寝泊まりしていたとのことです。
このたび今でもその家屋の一部が残る土地の相談を受け、公図を見るとビックリ!

 
「■■47番」の土地が枝番「1~24」の24筆に分筆されており、そのほとんどの所有者は異なっていました!
ここにはかつて「炭住」があったそうです。そして、廃坑時のゴタゴタで各家屋の形状に合わせて分筆し、当時の居住者が所有することになったそうです。
ご覧のとおり、ほとんどの土地が道に接していません。当然、今では建物を建てることもできません。
その一方で所有者や相続人は固定資産税を支払い、草刈りなどの管理もしていかなければなりません。 

私たちは、このような場合、まずは手前の土地から訪問し、次に隣接地を訪問していきます。
ところが、土地の所有者の住所変更や相続登記がなされていない土地が多数あるのです…
訪問しようにも、所有者がドコに住んでいるのかも分かりません… 
しかし、偶然にもつい最近相続登記を完了されたご高齢の女性からは、
『お声がけいただき嬉しいです。この土地を次の世代に残すことが心痛でした。早く処分しておきたいです。』
とのお言葉をいただきました。
飛込み営業の初訪で、このような言葉を言われることは実に稀なことです。
おそらくほとんどの所有者の方が、同じように思われていることと察します。

この案件は、まさに「空き地・空き家問題」が凝縮されている一帯です。
今後は、手前の土地から一軒づつ訪問していきますが、どこで途切れるか分かりません。
先ほどの女性の場合、偶然にも相続登記を済ませていたことが(タブン)心痛から解放されるキッカケになるわけです。 
前々からホームページやブログでも発信しているとおり、やはり相続登記はお早めに済ませておくことをお勧めします。

 


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