2021年01月23日
怪しい話？②
山口市の不動産屋「ひらど事務所」へお越しいただきありがとうございます。
今回は、昨日の続きです。
※ブログ掲載については、相談者からご了解をいただいています。
■「一般社団法人」だと安心？
知人の経営者Aさんからの、「『（一社）○○協会』と『（一社）△△機構』の名刺を持つ人から、新規事業を提案されたけど、この話どう思う？」とのご相談です。
【提案された事業の概要】
〇電柱（電力柱・電信柱・信号柱）の非破壊検査業務を請負う事業。
〇その事業は、電柱所在地の事業権利を有している企業のみが受注できる。
〇権利を取得（独占）するには1市あたり***万円を（一社）へ支払う必要がある。
〇県全体の権利を取得したい場合には、さらに***万円を（一社）へ支払う必要がある。
〇作業は機械を使った簡単なもので、検査は数年ごとに定期的に行うこととなる。
私は、他人からの話は、まずは肯定することから始めるように心掛けていますが、今回はツッコんで尋ねてみることにしましたv
私「お金の流れは？」
Aさん「一社→県代表→市担当者→調査員」
私「一社はどこからお金が入るの？」
Aさん「電柱って国のものだから、経産省から入るって聞いている」
私「・・・」(+_+)
これに加えて超大物政治家の名前も・・・
”●●フラグ成立シマシタ！”ってな感じでした。
不動産屋の基礎知識では、電柱って貼付されているプレートの上段社の所有のはずでは・・・
（中国地方では、上：中国電力、下：NTTの場合、所有者は中国電力）
ましてや、社会インフラをあえて省庁と結びつけると、電気は確かに経産省でしょうが、その他は総務省や国交省・道路管理者の管轄では ・・・
他にもたくさんの「？？？」が・・・
ただ、私が世間知らずなだけかも知れません。
さっそく「電柱 非破壊検査」でググってみました！
すると ((+_+)) Ψ♪/§Ψ?ΣΦИ…
世の中には、儲け話を持ってきてくれる、とても良いヒトがいらっしゃるようですwww
久しぶりに”この手の話”が 舞い込んできました(笑)
皆さん、経営判断は自己責任で行いましょう！
時間つぶしにはもってこいのネタでしたね。
≪付録≫ 「国のお墨付き？」
ネットで自社の社名やロゴを商標登録した際の「商標登録証」を目にすることがあります。
特許庁長官名の横に公印が押されたものです。
もしかすると「特許庁（＝国）のお墨付き？」と勘違いされる方がいらっしゃるかも知れませんね。
これはネーミングが登録されたものに過ぎず、申請者や事業内容に対して国がお墨付きを与えたものではありませんので、誤解されないようにしてください。
ちなみに、私は”思いついたある商品名”で商標登録の申請をやってみましたが、意外と簡単なものでした。
審査段階で送られてきた「拒絶通知書」に対しても「意見書」で反論することで、登録することを認められました。
ただし、登録するには最後に登録費用を納める必要があります。商品化する構想が全くなかった私は、登録料を支払わずそのまま放置し、権利が消滅してしまいました。
が、、、その数年後に○○市がそのネーミングを使用していました。
この時は少し後悔しましたね(泣)
今では、取引先の方々へ私の申請体験談をお教えしています。皆さんご自分で申請し登録まで完了され、感謝のお言葉を頂戴しています。
ひらど事務所のホームページはこちらから http://hrd-office.sesh.estate/
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